「ま、いいか!」くらいがちょうどいい

イギリス・レスターから帰国。シェアハウスでの暮らしの中から、日々の暮らし、ファンドレイジング、自身のHSPのこと、そして大好きなイギリスのことも引き続き書いていきます。

雨のち晴れ。〜8月からスタートした起業の学校での出逢い

今日も外は雨。しかも朝から土砂降り。季節がいよいよ変わろうとしているんだなと感じています。

一昨日も暴風雨だったので、昨日は暑いほどの良い天気で、午後はシェアハウスのキッチンはハウスメイトが集まり、ベイキング(おかし作り)や料理をにこにこ楽しむ人で溢れ、私も久しぶりにケーキを焼きながら、いろんな話に花が咲きました。

 

●8月から起業の学校・通信クラスの学生になりました

昨年1年間通っていた友人がSNSで発信していて面白そうと思ったのが最初のきっかけ。名古屋にある学校なので通いは無理だけど、通信ならできるかも!と思い、この8月から通信クラスの学生になりました。

通信クラス | NPO法人起業支援ネット

 

このクラスの一番の特徴と私が思っているのは、起業の学校といっても、「運営」や「経理」などを学ぶのではなく、起業の内容を考える前に、まず「自分が人生で大事にしていることは何か?」「自分にとって大切なものは何か」などにじっくり向き合うことでした。その部分に私も惹かれたのが受講を決めた一番の理由でした。

 

●8月のクラスの始まりはスクーリング

クラスのスタートは、1日のスクーリングでした。でもその前に、このスクーリングに行くまでは、私自身はフリーランスのファンドレイザーでやって行くことだけを想定していました。そう、このスクーリングに行くまでは。

 

スクリーングでは学校についてのオリエンテーションのほか、主には「自分の人生で大切なこと」から起業する際の「理念」を考えることを学びました。

 

講義を聞いて、午後はひたすら受講生それぞれに自分と向き合い、自分にとって大事なことを深く深く自分に聴いていく、そんな時間になりました。終わって、それぞれのワークをシェアする時には、それぞれの想いのこもった内容に、今朝初めて逢ったはずなのに、みんなのつながりが深まったようにみんなで感じることができました。

 

●スクーリングから始まったこと、知ったこと

スクーリングで自分と向き合い、自分と対話する中で、私も、発表を聴いた他の受講生もびっくりしたのは、私がやろうと思っていた事業(のようなもの)と、ワークの結果が全くと言っていいほどに違う方向に向き始めたこと。でもそれこそ、私がとっても大事にしていること、人生で大切にしたいことだったのだと、気づかされました。

 

キーワードは、

「つながり」

 

実は、日本に帰ってきてから実家の片付けをしたり、部屋の本を整理していると、自分が随分前に書いた様々なレポートや書類が出てきたのだけど、それらに見られたキーワードこそが「つながり」でした。

 

日本に帰ってきてからも、なんだかうまく会いたかった人たちとの再会も叶わず、決まった仕事もうまくいかず、あんまり前を向く気持ちにもなれず、シェアハウスは楽しいものの、ほとんど都内へも出ず、ほぼ引きこもり状態だった私も、本当は「誰かと繋がっている安心感」が欲しかったのだと、気づかされました。

 

自分と向き合い、本当の想い・気持ちを探るワークは大変です・・。時に泣きながら、悩みながら、2週間に一度出される課題に取り組んでいます。

でも本当にいい経験になってるとは思うのです、辛いけど。このまま私の事業がどんなものになるのか、ちょっと楽しみでもあります。

 

●身近な「つながり」を大切にしよう

ワークを通じて「つながり」のキーワードにたどり着いて思ったのは、私も後ろ向きだった分、自分から積極的にアクションを起こしていなかったことでした。少し勇気はいるけれど、まずは身近なところから「つながり」を大事にしてみようと思い、まずはハウスメイトとキッチンで話しかけてみようと考えました。(英語でも、日本語でも)少しの勇気だけれど、少しずつ前よりもいろんなハウスメイトがいろんな話をしてくれ始めたような気がしています。

 

昨日の午後もそう。私もちょうどケーキを焼いていたけれど、前に書いたチェコのハウスメイトに以前「チェコのケーキのレシピを見つけたと思ったんだけど」という話をしたら、昨日そのケーキを焼いてくれ、「おいしいよ〜」と言ったら、なんと今日もキッチンで焼いています。友だちにあげるそうで。なんだかすっごく嬉しそう。そんな「つながり」もシェアハウスならでは。こっちもすごくあったかい気持ちになります。

 

●もう1つの新たな「つながり」

もう一つのつながりは、スクーリングでたまたま隣に座った同じ受講生。彼は耳が聞こえないものの、それを感じさせないほど笑顔とユーモアに溢れた素敵な方です。彼に出会い、それまでに気づいていなかったけれど、じつは「耳が聴こえない人」で人を見ていたのだと気づかされて申し訳ない気持ちになりました。

でも、人としてとても魅力的な方で、それからもたまにメールのやりとりは続き、なんだか文通みたいに、お互いに課題への取り組みを励まし合いながら、私も便りを楽しみにしています。いつも「ろうの〇〇です」で始まるメールは温かくって、やさしさにあふれています。彼とのつながりも、すごくありがたく、勇気付けられています。

 

学校での学び、さまざまなつながりを大事にしながら、毎日を大事に過ごしていこうと改めて最近感じてます。土砂降りの今日も、ラウンジでブログを書いていると、美味しそうなケーキや朝ごはんの匂いがキッチンからしてきます。チェコの彼のケーキも、焼けたようで、ふんわりと美味しそうな香りがしてきました。彼もまた、日本に来るまでは忙しくてケーキを焼く時間も、その気分にもなれなかったとのこと。「シャイな自分と誰かと話すきっかけにケーキがなったらいい」と話してくれました。これもまた、「つながり」のお話。

f:id:Juncouk:20190830110654j:plain

チェコの伝統的ケーキ、バーボフカ。粉砂糖たっぷりがおすすめだそう。ケーキの意味は「おばあちゃんのケーキ」

おまけ:この後、チェコの彼が友だちにあげるというケーキの破片をたっぷりくれました。もちろん粉砂糖はたっぷり。ほかほかのケーキ、ミルクティーを淹れていただきます!