「ま、いいか!」くらいがちょうどいい

イギリス・レスターから帰国。シェアハウスでの暮らしの中から、日々の暮らし、ファンドレイジング、自身のHSPのこと、そして大好きなイギリスのことも引き続き書いていきます。

ケーキ、ケーキ、ケーキ!3つのケーキで感じたあったかさ。

気づくとすっかり秋の風に変わってきました。「もう今年は乗り切れない」と思った蒸し暑い夏の日々も、少し懐かしさを感じるくらいです。

 

先日、私の手元にふんわりとおいしいケーキが3つもやってきました。どれも「あったかい想い」や温もりが感じるケーキばかり。今日はそんなシェアハウスでのケーキのお話。

 

●1つめのケーキ:「ケーキって私にも作れるかしら?」

1つ目のケーキは、シェアハウスのインドの女性と一緒に焼きました。ある時キッチンで彼女が、「私、ケーキを焼いたことがないのだけれど・・、ケーキ焼けるかしら?」という相談をうけたもの。私もケーキを焼くのは好きだけれど趣味程度。しかも、英語での依頼なわけで、それは不安だったけれど、楽しそうだし、一緒に焼くことに。

 

私もケーキはいつも一人で焼くことが多かったけれど、二人で焼いてみると案外楽しいもので、おしゃべりをしながら、あーでもない、こーでもないと話しているとあっという間。言語も特に困ることもなく、なんとかケーキが焼けました。

 

焼く間、彼女が話してくれたのは昔お母さんがケーキを焼いていた時の話。それによると、「お母さんはいつもつまらなそうにケーキを焼いていて、興味がわかなかったけれど、シェアハウスにきたら、みんな楽しそうにケーキを焼いているし、やってみようと思ったの」と話してくれました。

 

ケーキは無事にふんわりと焼けました。

その2日後には彼女は一人で復習を兼ねて、少しアレンジしたケーキをもう焼いていました。もちろんそれも美味しかった〜。私にも良い経験になったし、ちょっと忙しくて疲れていたのも吹き飛びました、ありがとう!

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二人で焼いたパウンドケーキのはじっこ。

●2つ目のケーキ:「いつもありがとう」カップケーキ 

1つ目のケーキを焼いていたら、チェコのハウスメイトが、「昨日カップケーキ を焼いたんだけど、いつもありがとうございます!」と日本語でやってきました。

実は昨日焼いているのに気付きながら、特に彼と話をしてはいなかったので、びっくり。

彼とは英語と日本語で話をするのだけど、わざわざ取っておいてくれたのか、袋にも入っていて、なんだか嬉しくなりました。その気持ちが嬉しくて、心がほかほかしました。

 

ケーキはバナナがたっぷりで、それはそれは美味しいお味でした。

 

●3つ目のケーキ:「あの人にあげるの?」

とある夜に夕飯を準備していたら、ハウスメイトがケーキを焼いていました。彼女はプロ並みの腕前だし、「今日のケーキはなんだろう?」と思いながら、夕飯を作っていました。途中で「今日はなんのケーキ?」なんて聞いたら、「パウンドケーキだよ」というので「ふうん」という程度にしか思っていませんでした。

 

それが、ちょうどケーキ が焼けたころ、彼女の子どもがやってきて、「わぁ、お母さん、それ”あの人”にあげるんだね?いいなあ」と話をしているのが聴こえてきました。「誰かのプレゼントかな?」と思っていると、なぜか私が「こっちきて〜」と呼ばれました。すると・・・

 

パウンドケーキと、横にあったのはなんとプーさんの顔のケーキたち。

そう、私いまだにプーさんがとても好きなのです・・・。それを知っていた彼女が偶然プーさんの顔のケーキ型を見つけ、こっそり焼いてくれたのです。それも子どもまで内緒にして。 プーさんももちろんびっくりだったけれど、その気持ちが嬉しくて嬉しくて、ほんと泣きそうになりました。

びっくりさせようと秘密にしていたようで、何も知らなかった私が「なんのケーキ?」と聞いたときは本当にドキドキしたそうで(笑

 

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プーさんの顔型のケーキ。

ケーキも嬉しいけど、ケーキを通じて、こうして想いでつながること、温かい想いのやりとりができることは、シェアハウスの素敵過ぎるところだと、改めて思う出来事でした。

私も言葉ではうまく伝えづらいこともあるけど、今回の出来事でもう少し伝えられるようになっていけたらいいなと思う出来事になりました。

 

ごちそうさま、ありがとう!嬉しかったよ(^-^)