「ま、いいか!」くらいがちょうどいい

イギリス・レスターから帰国。シェアハウスでの暮らしの中から、日々の暮らし、ファンドレイジング、自身のHSPのこと、そして大好きなイギリスのことも引き続き書いていきます。

レスターの名物?、レッドレスターチーズ

ご無沙汰です。まさかの風邪をひき、1週間もダウンしてしまいました。もう歳かな・・・。風邪を引きながら、ブログも何を書こうか、いろいろ考えたりしてましたが、つれづれに、無理なくで今後も行こうかと。なんだか方向があるような、無いようなですみません。

 

そんなで、今日は久しぶりに街の中心(英語ではCity Centre)へちょっと出かけてきました。ちょうど家にチーズが無かったので、市場によってみました。レスターの市場は野菜やくだものが多く、それらが屋外、屋内では肉、魚、そしてチーズのお店が元気よく営業しています。

 

チーズ屋さんは2軒あり、今日はまだ試してないチーズ屋さんにトライ。するとありました、今日の「オススメ品」!しかし市場で私には未だに慣れないことが1つあります。それが「重さ」。イギリスの重さの単位は「ポンド」なので、私はいつも「グラム」に換算できず、あたふた。そこで今日もお店のおばちゃんに、「このチーズ200グラムだけ欲しいんだけど、切ってくれる?」と頼んでみました。そしたら、「じゃぁ一番小さいのを持って行きなよ」と、小さいカットされたチーズをお勧めしてくれました。それがこちら。

f:id:Juncouk:20180224014150j:plain

このチーズこそが、レスターの名物、「レッドレスター(Red Leicester)」チーズです。チーズなのに鮮やかなオレンジ色が特徴のこのチーズ、日本では100グラムでなんと1000~3000円するそうなんです!それが市場でこのチーズ、大体200グラムちょっとでしたが、1.3ポンド、200円くらいです。お買い得!

 

レッドレスターは、イギリスで作られているチーズ、チェダーチーズに属するチーズですが、このオレンジは、「アナトー」といううるし化の植物の色をつけているそうです。(18世紀以前は人参で色をつけていたという話も)第2次世界大戦後に作り手が一度いなくなったそうですが、2000年代に復活したという話です。

 

さて、イギリスではチーズは細かく削ったものも売っていますが、ブロックのまま買ったほうが日持ちがすることが分かりました。チーズは削ってサラダにかけたり、温野菜にかけて溶かして食べたり、とても身近な存在です。チーズ好きの私にはたまらない。そんなチーズを食べるときの味方がこれ。

f:id:Juncouk:20180224014749j:plain

まず右側がチーズおろし器(英語だとCheese Grinder)。パートナーが買ってくれました。4面でおろす面の大きさが異なるので、そのときの好みに合わせて選びます。このおろし器は、下に黒いタッパー(別に蓋もあり)もあるので、チーズをおろすとそのままタッパーに入るので、使い勝手が良く、気に入っています。

 

そして左側のこの瓶。(使いかけですみません)これこそ、ウースターという場所で作っているウスターソースです。そう、ウスターソースはイギリスが元祖ですよ。イギリスでは「チーズトースト」と言う朝食の定番に使います。トーストにチーズをのせてとろけた所にこのソースをかけたものです。とても簡単ですが、やみつきになる美味しさで、実はおつまみにもなるのです。

 

最後にもう1つ、チーズ好きにはたまらないイギリスのお供があります。

f:id:Juncouk:20180224015401j:plain

見た目はちょっと「え?」ですが、実はこれ野菜のピクルスなんです。もちろんイギリスにももっと野菜の形状が分かるピクルスもあるのですが、この黒くてあんまり見た目の良くない・・これもピクルスなんですよ。

このピクルスをスライスしたチーズにのせ、さらにそれをクラッカーに乗せると、もう白ワインにぴったりです。

ピクルスの酸っぱさと、チェダーのこっくりとした味が特に合うようです。

ちょっと最初は勇気はいるかもですが、ぜひお試しくださいませ。ちなみに、このチーズとピクルスの組み合わせのサンドイッチこそ、「プラウマンズ・サンドイッチ(Plowman Sandwich)」という農夫のサンドイッチというものになります。サンドイッチ売り場で一度は見たことがあるはずの定番の具です。昔農家の人たちのお昼の定番だったとか。私のパートナーもすっかりサンドイッチの中でもお気に入りの具になりました。

 

チーズだけでも、イギリスに来たらこんなに楽しめます。残念ながら日本には検疫があるため持って帰れませんが、現地にきたらぜひ、楽しんでくださいね!