「ま、いいか!」くらいがちょうどいい

イギリス・レスターから帰国。シェアハウスでの暮らしの中から、日々の暮らし、ファンドレイジング、自身のHSPのこと、そして大好きなイギリスのことも引き続き書いていきます。

もうすぐハロウィーン。1つの貼り紙から見えてくるもの。

今日から冬時間の始まったイギリス。いよいよ冬なんだなぁとすっかり葉の落ちた木を見て改めて感じます。そんなレスターも、先日はヒンズー教などのお祭り、ディワーリが終わったばかりなのに、街はすっかりハロウィーン(10月31日なのであと2日)、そしてクリスマスモードに突入しつつあります。

 

そんなレスターで、いくつかの家に貼られたポスターが目に留まりました。

https://leics.police.uk/media/uploads/library/file/Trick_or_treat_2013_YES_NO_2.pdf

そう、ハロウィーンの「お菓子くれないなら、イタズラしちゃうぞ」と家々をまわるのをお断りします、という貼り紙なんです。ハロウィーンムードのレスターで、こんな貼り紙をお宅もあるのだなとびっくりしました。

今日、ふと外を歩いていると、この貼り紙とは別のバージョンが貼られているお宅があるのも発見しました。

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今度は逆に、「うちによってね」とアピールするものです。

よく見ると、なんとレスターの警察のマークがあるではありませんか。気になって調べてみると、「ハロウィーンをお祝いする人も、しない人も、みんなで楽しめるように」ということで、この2つの張り紙で意思表示をする、ということのようです。それを警察がこんなポスターをページからダウンロードできるようにしているのがまた、面白いですね。

 

もともとスコットランドで先祖が帰ってくるために魔除けとして作られたカブにろうそくを入れたものが、アメリカに渡り、今みたいなハロウィーンに変化したと聞きます。レスターは多様性のある街。警察が作っていたページが印象的でした。

https://leics.police.uk/advice-and-information/celebrate-safely

ヒンズー教のディワーリをお祝いする人も、ハロウィンやクリスマスをお祝いする人も、それぞれが安全にお祝いができるように、というページです。レスターならではだなと、1枚の貼り紙から学んだ今日でした。